漫才「女の子と付き合う〜花言葉2」
二人:はいどうもー!オフ・コースです、よろしくお願いします。
藤井:早速ですが、女の子と付き合うのって大変ですよね。
大賀:そうですよね。なんせ女の子は「走る凶器」って言われてますからね。
藤井:それは車だよ!女の子が走ってても凶器にはならねぇだろ!
大賀:でも、もし包丁を持って走ってたら?
藤井:その場合は包丁が凶器だ!そうじゃなくてほら、すぐ喧嘩になったりするでしょ?
大賀:ああ。ちょっとしたことですぐ怒るよね。
藤井:そうそう。「メール返すのが遅いー!」とか。
大賀:「投稿集まるのが遅いー」とか。
藤井:ネット企画の管理人か!確かに単発企画の度に大変そうだけど!
他にも「時間に遅れるなんてサイテー!」とか。
大賀:「海に潜れるなんて、海底!」とか。
藤井:どういう意味だよ!海の底が海底なのは間違いないけど!
大賀:んで挙句の果てに「すけさん、かくさん、懲らしめてやりなさい!」って言われたりとか。
藤井:言われねぇよ!なんで水戸黄門口調なんだよ!
大賀:「えぇい、この納豆が目に入らぬか!」
藤井:人の話を聞けよ!大体、なんでそんなに水戸を推すんだよ!
大賀:え!?今日は水戸納豆の粘り気についての話題じゃなかったっけ?
藤井:全く違うわ!女の子と付き合うのが大変って話だろ!
大賀:ああ、そんなの簡単だよ。花を贈れば良いんだよ。
藤井:花を贈る?ちょっとありきたりじゃないか?
大賀:なに、文句があるのか?それならば…「すけさん、かくさん、首しめてやりなさい!」
藤井:怖ぇよ!すけさんもかくさんも人殺しになっちゃうよ!
大賀:ならば文句を申すでない。
藤井:今さら取ってつけたように口調を変えるな!
大賀:まぁ花を贈るっていっても、普通に贈るんじゃないよ。一緒に花言葉も言うんだよ。
藤井:へぇー、ちょっとシャレてるね。
大賀:でもさ、花言葉がって矛盾がいっぱいあると思うんだよね。
藤井:そうか?俺が知ってるのは「バラ」が「愛」だったり「ユリ」が「純潔」だったり、良い感じだと思うけど?
大賀:お前は何にも分かってないな。例えば「ポピー」の花言葉は「安眠」だよ!運転中に寝ちゃったらどうするんだよ!
藤井:それは「車にポピー♪」っていう昔のCMだ!第一匂い嗅いだだけで寝ちゃうならクロロホルムもビックリだよ!
大賀:あとは「みかん」の花言葉が「花嫁の喜び」ね。みかんなんて食べてたらウェディングドレスが汚れちゃうだろ!
藤井:誰も結婚式場で食べろとは言ってないわ!
大賀:「さぁ、お色直しをしてみかんのドレスに身を包んだ花嫁が入場します。」
藤井:どんな衣装だよ!貝殻ビキニもビックリだよ!
大賀:…おぉ、藤井よ。滑ってしまうとは情けない。
藤井:急にドラクエの王様口調!?大体俺滑ってないし!
大賀:そんなお主にこの花を授けよう。「あんず」じゃ。
藤井:あんず?どういう意味だ?
大賀:「乙女のはにかみ」じゃ。
藤井:わけわかんねぇよ!
大賀:おっと間違えた。「おけら」じゃった。花言葉は「金欠病」。
藤井:お前王様のくせに金ねぇのかよ!
大賀:ああ、これも違った。本当は「才能」の意味の「あけび」じゃった。
藤井:あぁ、滑ったのも俺の才能ってことか…ってうるせぇよ!
大賀:まぁ、こんな風に花言葉を用いれば恋愛にも活かせると思うんですよ。
藤井:恋愛どころか、乙女心を持った王様気取りの貧乏人と漫才しちゃってたよ!
大体、花言葉に矛盾があるとか言う話はどうなったんだよ!
大賀:まぁそれはさて置き、とにかくデートで使ってみたら良いと思うんですよ。
例えば初めてのデートで「あつもりそう」をプレゼントするんだよ。
藤井:さらりとさて置かれちまったよ。
まぁ初めてのデートってことは花言葉は「純愛」とか「初恋」とかなのかな。
大賀:「これが僕の気持ちさ。花言葉は「移り気」。」
藤井:駄目じゃねぇかよ!いきなり他の女の子に心変わりしちゃってるじゃん!
大賀:そこですかさず「やまつつじ」を出すんだよ。「今のは冗談さ。ほら、この花。花言葉は「どっちつかず」。」
藤井:フォローになってねぇよ!むしろもう1人居ることを告白しちゃったよ!
大賀:「あぁごめんね。この「ほうせんか」で元気を出して。花言葉は「私に触れないで」。」
藤井:もう完全に拒否じゃんか!全然デートになってないじゃん!
大賀:じゃあ最後に「アスター」を出そう。花言葉は「さようなら」。
藤井:もういいよ!
大賀:はい、俺たちもちろん!
藤井:オフ・コース!
二人:どうもありがとうございました。