漫才「カジノ」(第10回即興ネタ大会)

 

二人:はいどうもー!オフ・コースです、よろしくお願いします。

大賀:早速ですが、やっぱり学生の頃って楽しかったよね。

藤井:そうだね。特に学校終わりに皆で色々するのが楽しかったよね。

大賀:うんうん。俗に言うアフターファイブだな。

藤井:言わねぇよ!どこのOLだ!

大賀:ああごめん、部活してたらアフターシックスか。

藤井:そういう問題じゃねぇよ!普通に放課後って言えば済む話だろ!

大賀:そうだね。それより藤井は放課後に何してたか覚えてる?

藤井:さらっと流しやがったな!まぁ俺は友達と適当にだべるってのが楽しかったな。

大賀:ああ確かに楽しかったね。『さぁ今日は早く帰るべ?』『そうだべそうだべ』

藤井:待て!「だべる」って「だべ口調で喋る」って意味じゃないわ!

大賀:そうなんだべか?

藤井:だべだべうるさい!そういうお前は放課後に何してたんだよ。

大賀:俺はもっぱらカジノ通いかなー。

藤井:なんでだよ!どんな学生生活送ってたんだよ!

大賀:いやいや、俺らの間では流行ってたよ。放課後の「カジノ研究会」。

藤井:そんな「ちょっと興味あるメンバーで集っちゃいました的なサークル」風に言われても!

大賀:じゃあ「カジノ活動カヌー競技部」。

藤井:うん、どんだけ頑張ってもカジノと運動部の融合は無理だと思うよ。ましてやカヌー部ってなんてマイナーなチョイス!

大賀:でもさ、カジノって勉強には意外と役に立つんだべ。

藤井:だべ口調戻っちゃってるよ!しかも自分で運動には役に立たないって認めちゃってるし!
   でもカジノが役に立つ教科とかってあるか?

大賀:あるよ!例えば外国語とかね。

藤井:あぁ、確かにね。まぁカジノの本場「ラスベガス」もアメリカにあるくらいだしね。

大賀:おい、ラスベガスは略して言うのが普通なんだぜ。ったく「ベガ」に謝れよ。

藤井:なんで某格闘ゲームの総帥に謝らなくちゃいけないんだよ!略すなら「ベガス」だろ!

大賀:そう!そのベガス!ベガスじゃないとリーチを立直って書くなんて教えてくれないよ!

藤井:まさかの中国語!しかも麻雀!せめてカジノにありそうな英語の例を挙げてよ!

大賀:英語かー。「BAR」とか?

藤井:それはスロットでよく見かける訳分からん黒色のマークだよ!

大賀:そもそも「BAR」ってなんだよ!?「棒」か!?それとも「ルイーダの酒場」のことか!?

藤井:なんで旅の仲間を求める酒場限定なんだよ!第一俺に当たるな!俺だって「BAR」の意味知りたいし!
   そうじゃなくてもっとメジャーなものがあるでしょ!

大賀:あぁ!紫色のレモンとか!

藤井:それもスロットのマーク!

大賀:なんでレモンが紫色なんだよ!レモンといえば黄色だろ!訳分かんねぇよ!

藤井:だから俺に当たるなよ!紫色なのがアメリカンチックなのかもね!

大賀:じゃあ赤い球みたいなのが2つあって、緑の茎みたいなので繋がってるのってなんだよ!

藤井:…それは分かれよ!チェリーだよ!

大賀:誰がチュン・リーだ!

藤井:言ってねぇよ!チェリーって言ったんだよ!

大賀:誰がチェリーボーイだ!

藤井:ボーイまで言ってねぇよ!お前が経験済みかどうかとか興味ねぇから!大体英語の例の話はどこいったんだよ!

大賀:「チェリーボーイ」は和製英語と思われがちだが、元々は「チェリー」の意味に「処女」があった為、
   アメリカでも俗語として使われているらしいです。

藤井:なんだよその説明口調!お前はどこぞのWikipediaか!

大賀:でも、これで英語と関係あるってことが分かったよね。ふふん。

藤井:「ふふん」ってなんだよ!さも勝ち誇ったかの様に言われても!

大賀:でもさ、意味が分からない英語とかマークを使うくらいなら、もっと身近なものを使えば良かったのにねぇ。

藤井:身近なマーク?例えば?

大賀:例えば…数学の記号とか。

藤井:数学記号!?「777」でスリーセブンは分かるけど、他に良いのあるか!?

大賀:あるよ。例えば「184」で非通知設定。

藤井:スロットで非通知設定ってなんだよ!「何が揃ったら何倍」とかを教えないってこと!?

大賀:いやいや。そこがカジノかどうかを教えない。

藤井:どういう事だよ!大体客はカジノだと認識して行ってるはずだろ!他に良い例ないのか!?

大賀:他にか…。「万万万」で「マンスリー・レオパレス」。

藤井:ただの駄洒落じゃねぇか!というかレオパレスはどっから出てきた!お前はレオパレスの回し者か!

大賀:「♪夢中でー頑張るキミへー定理をー」

藤井:いらねぇよ!定理なら普通に教えてくれ!

大賀:あとは「330」で「マフィアの日」とか。

藤井:それは、3月30日にフランスで起きた「晩鐘事件」から生まれた記念日だよ!誰が分かるんだ!

大賀:マフィア…。マフィンケーキ…。スイーツ…。甘い…。すぐに借金するという考え…。取立て…。ヤクザ…。裏カジノ…。あ、カジノの話だっけ?

藤井:えらく遠回りしたな!途中文章入っちゃってたし!

大賀:「本人の思い込みの為失格」

藤井:何だろう、何故か板東英二の顔が浮かんできちゃったよ。

大賀:あぁ、知ってるよ!「マジカル☆ずのう☆ぱわぁー -♪ラブラブなカップル フリフリでチュー-」だね。ふふん。

藤井:どれだけ鼻を高くしても間違えてるから!色々余計なのくっついてるしね!
   あの有名なクイズ番組がどこぞのギャルゲーに思えてきたよ!

大賀:それから「19400405」で「板東英二」ね。

藤井:それは単なる誕生日!知ってる俺も俺だけど!もはや3桁でもねぇし!

大賀:…というわけで、「板東英二=エドモント本田」という等式が成り立ちます。

藤井:どんなわけだよ!似ても似つかねぇし!強いて言えば日本人という共通点くらいだよ!
   お前さっきからちょいちょいストIIのキャラ入れてくるな!

大賀:ま、こんな風に勉強にも役に立つ訳ですよ。

藤井:全然役に立ってねぇよ!ってかもっと良い例があっただろ!
   例えばギャンブルだから「確率」とか、掛け金が何倍で「掛け算」とかで関わってくるとかさ!

大賀:お前!掛け算を侮るなよ!!

藤井:急に態度が変わったな!?なんで掛け算でそこまで怒るんだよ!

大賀:だってカジノだけに「賭け(掛け)事は慎重に」しないとね!

藤井:もういいよ!

大賀:はい、俺たちもちろん!

藤井:オフ・コース!

二人:どうもありがとうございました。

 

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